こんにちは、オカズです。
ZWIFTやロングライドで履くサイクルパンツ(レーパン)。サイクリストはお尻を衝撃吸収、痛み軽減、伸縮性とロードバイクに乗る際にお尻が痛くならないように厚めのパッドが付いたサイクルパンツを履きます。
サイクルパンツ(レーパン)は結構値段の高い物が多く、サイクルウェアの予算が厳しいという方に、Morethan(モーゼン)というコスパの良い中華ブランドのサイクルパンツ(レーパン)4タイプを紹介します。
これら4タイプはそれぞれ両サイドにポケットのついたデザインになり、某ブランドのようなモデルになっています。
両サイドのポケットはスマートフォンや財布などを入れる小物入れとして便利なデザインです。
これらのパンツは購入時期にずれがあるため初期使用感は異なりますが、サイクルパンツの機能やフィット感には変わりなく、4タイプの実力を検証することができました。これからMorethanのサイクルパンツの購入を検討しようかと思う方に参考になれば幸いです。
筆者はフルマラソン、ロードレース、トライアスロンに参加してきた体験と20年以上の自転車通勤の経験からノウハウやアイテムをまとめつつ紹介していきます。
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目次
Morethanサイクルパンツ レーサーパンツショーツ サイドポケット付き メンズDVP-011
全体的品質
一般的なポリエステル生地で出来たレーパンは、汗の吸収速乾性や縫い目が気にならず、ペダリングしやすい3D立体縫製の形状は値段以上の質の良さを感じました。
また、太腿に優しくフィットする幅広のライクラの裾部分は、締め付けもきつくなく伸縮性が良くずり上がりが少ないです。
3D立体カーボンゲルパッドは厚手で衝撃緩和や汗の吸収、速乾性が良く快適なペダリングが出来ました。
サイズ感
私が履いている画像のレーパンのサイズはLになります。
身長174cm、体重66kgのサイズ感としては、ダブつきがなくしっかりウェスト、お尻、太腿にフィットしてます。しかし、裾部分が若干短く感じられました。この裾丈は好みが分かれるところなので問題なしという感じですかね。
通気性と速乾性
このレーパンの通気性、速乾性は有名大手メーカーの素材と遜色なく、快適なペダリングが出来ました。
ロングライドでの快適性は文句なかったですが、バイクがスマートローラー台に固定されて、ワークアウトやZWIFT イベントを行なった場合、実走と違い前からの風や外の気候で自然乾燥する事がないので、レーパンに溜まった汗がソックスやシューズに流れていくことはありました。
まあ、ここまでZWIFT で追い込むほどの汗をかくひとは、別に汗対策をしてワークアウトに向かうといいと思います。
私の過去記事でZWIFTの汗対策について、いくつか書いていますので、そちらを合わせて読んでいただけると参考になるかもしれません。
Morethanサイクルパンツ レーサーパンツ7部丈 サイドポケット付き メンズDVP-010
全体的品質
この7部丈のレーパンは基本的に、上記したショーツと同じ素材のポリエステルで出来たライクラ生地のレーパンです。
パッドや縫製も同じで、裾丈だけがニッカーの膝下を優しくフィットする幅広のライクラの裾部分は、締め付けもきつくなく快適でした。
3D立体カーボンゲルパッドもショーツと同じく、厚手で衝撃緩和や汗の吸収、速乾性が良く快適なペダリングが出来ました。
裾丈だけが伸びただけですが、春先、秋などでちょっと冷えるかなぐらいのシーズンに履くのがおすすめです。
私は夏の日差しがきつい時にも7部丈のレーパンを履く事がありますが、脚が暑くて困ったことはありませんでした
サイズ感
私が履いている画像のレーパンのサイズはLになります。
膝下に来る裾部分の長さは私には丁度良いです。最初は膝周りの伸縮性を疑いながら履いたところ、動きやすい縫製のおかげで生地が突っ張るようなことはなく快適にペダリング出来ました。
通気性と速乾性
通気性と速乾性に関してはショーツの裾丈が伸びただけなので、レーパンの履き心地は変わらず、特別汗が何処かに溜まることや蒸れて脚の動きが悪くなることもなく快適にペダリング出来ました。
そして、通年脚の日焼けを気にする方にはおすすめしたいレーパンです。日焼け予防に良いと思います。
Morethanサイクルパンツ ビブショーツ サイドポケット付き メンズプレミア BVP-006
全体的品質
ビブタイプのパンツは肩紐で繋がられ、お腹の締め付けがなく苦しさがなく、背中が出ることもないのでペダリングに集中できる機能が優れたウェアになります。
生地の素材は前の二つに共通してポリエステル系の生地で、ショーツの部分やパッドは伸縮性、衝撃吸収が良くペダリングの動きに関しては問題ないです。縫製もこの価格帯では良いと思いました。
しかし、肩紐の部分が若干伸縮性が良くないです。伸びることは伸びるのですが、硬いゴムをひっぱても伸びにくいと同じような感じですかね。多分、肩紐の縁の生地が伸縮性が良くないのかもしれません。
でも、通気性、速乾性に関しては問題なく、だぶつくようなデザインもなくとても良く身体にフィットします。
サイズ感
私はLを購入しましたが、XLでもいいかなと思いました。
もしかしたら、このメーカーのショーツは裾が短いデザインを採用しているので、もう少し長いのが好みであれば、サイズを一つあげても良いのかもしれませね。
先にも書きましたが、肩紐で窮屈になりたくないと思うようであれば、サイズを一つあげることをおすすめします。
私の場合、肩紐に若干の違和感ありますが、洗濯を繰り返せば許容範囲の内になると思うのでこのまま着続けていきます。
迷うようであれば、私が着ている写真を参考にして検討してみて下さい。
通気性速乾性
上記3タイプはそれぞれが同じ生地を採用しています。
通気性、速乾性に関しては、拘らなければ有名サイクルメーカーなどと同等に感じられました。
スピードやタイム、長距離のレース、イベントでどうしても、これじゃないとダメなんだという方でなければ、3シーズンをこのコスパ最高のサイクルパンツで過ごしても良いと思います。
現に私は上記3タイプを季節や走りに行く場所、通勤とあらゆる状況で使い分けています。
色が1種類なので地味かもしれませんが、ブラックは何にでも合う万能な色なので、ロードバイク初心者でも抵抗なく履けるのではないでしょうか。
Morethan裏起毛 ビブパンツ サイドポケット付き パッド付き メンズBVP-008
全体的品質
4タイプの最後は裏起毛のロングのビブパンツの紹介になります。
これは上記3タイプとは生地の素材が違います。これは秋冬の防寒対策に着るウェアで、私は最低気温-5~10度位までならこれでまかなっています。
この温度以下でのライド経験がないので検証できませんが、そこそこの寒さならこれで充分かなと思います。もし、どうしても寒いようであればベースウェアとして、ウォームインナーパンツを履いてからビブパンツを履いてもいいかもしれませんね。
まあ、サイクリストの脚は常に動いてるので、腿の冷えはライドスタートして10分もすれば温まってきます。
ここの記事では省略しますが、冬のサイクリストの問題は脚よりも足先ですよね。なので、ロングライドで履くビブパンツは裏起毛の生地であれば、大体防寒対策出来るので、Morethanの裏起毛のビブパンツはペダリングの邪魔をしない、暖かい柔軟性のある生地は高級なウェアと比べても遜色ありませんでした。
ビブショーツのところで気になった肩紐の部分は、下の部分から来てるパンツの生地と同じ物を上半身にも採用しているので、つっぱりや窮屈さも全くなく快適にペダリング出来ました。
私が思うに4タイプ全体からする品質は、生地、縫製、デザイン、機能と価格が1番お得なのがこのモデルだと思いました。
サイズ感
私が履いている画像のビブパンツのサイズはXLになります。
秋冬モデルタイプだけあって、重ね着や厚手の物をベースインナーに着る前提のデザインは、締め付けるようにタイトなフィット感ではなく、伸縮性のある裏起毛の生地がウエスト回りに余裕があります。といってもだぶつくことはなく、余裕のフィット感でした。
パッドは上記3タイプと比べると若干お尻後部が長いような気がしますが、バイクに乗ってしまえば全くわからなくなります。
4タイプのパッドに関して言えることですが、長時間のZWIFTやワークアウトやロングライドに履いてみましたが、充分なボリュームのパッドは衝撃や通気性に問題なく快適にペダリングが出来ることも付け加えておきます。
良いとこ尽くめに書いていますが、気になる箇所がひとつあります。それはビブパンツの裾の処理になります。
上記3タイプは幅広のライクラ生地でフィットしていましたが、このビブパンツは先の3タイプと違い、スリムパンツのうように裾末端の開きが大きいです。
ファスナーで足元をフィットさせるタイプとは違うため、このような縫製デザインになっていると思われます。
広いといっても脚を通してしまえば、生地の伸縮が行われるので、 ばたつくような醜いフォルムにはなりませんのでご心配なく。
レースやイベントでタイムを競うシリアスアスリートでなければ、全く気にすることはないでしょう。
これはシューズカバーを覆う前提なのでしょうか。余裕ある開口部から隙間風が入ってきます。これも許容範囲と言ってしまえばおしまいですが、低価格の製品はこういうところでコストダウンを図っているのでしょうね。
これを気にするかしないかは、デザインと価格を天秤に掛けてどちらを選択すかだと思います。限りあるウェア購入の予算に厳しければ、こちらの製品を購入し、次期、高級ウェア購入に備えて資金を貯めておくのはいかがなものでしょうか。
保温性と防風性
メーカーは気温10度対応と謳っていますが、基本的に防寒対策されたビブパンツなので、保温性と防風性に問題はなく、私個人としては気温0度前後は許容範囲でした。
ここは個人差が出るところなので、保証はできませんが、ロードバイク初心者で予算限定で購入するのであれば、おすすめ出来る製品だと思います。
検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は有名サイクルウェアや高級ウェアは価格が高く購入を断念しないといけない方に、コストパフォーマンスの高い中華ブランドのMorethanのレーパン4タイプを購入し検証してみました。
良く言われる「安かろう悪かろう」と言うことはなく、充分な機能、デザイン、快適なペダリングが検証出来ました。
上記3タイプは同タイプの生地を流用し、それぞれのフォルムに縫製されたレーパンは無駄のないフィッティングで、ペダリングに害を与えることはありませんでした。
裏起毛のビブパンツは充分な暖かさと着心地、機能と4タイプの中で1番コストパフォーマンスが良く、初心者はこの裏起毛ビブパンツとショーツの2つ有れば、ロードバイクに乗る時は困ることはないでしょう。
そして、この4タイプに共通して備えてあるのが、サイドポケットです。私はこれに惹かれて4タイプの購入に至りました。
正直言って、かなり便利ですよ。
生地の性質上重たい物(携帯は心配なので入れません)は不安がありますが、小銭入れや補給食などを突っ込んでおけるので便利です。
以上が中華ブランドの高コストパフォーマンスのMorethanのレーパンの紹介になります。初心者やZWIFTのトレーニングやロングライドに出かける時用に購入しようかなと思う方に参考になれば嬉しいと思います。
PS:高級な物だけでなく、価格を抑えた良質な物を上手に購入して、自転車ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。